@article{oai:do-bunkyodai.repo.nii.ac.jp:00000691, author = {小西, 正人}, issue = {18}, journal = {北海道文教大学論集, Journal of Hokkaido Bunkyo University}, month = {Mar}, note = {本稿では,仁田(2002)などで量の副詞とされている「半分」の用法,特に典型的な「主体や対象の数量限定」ではない用法(以下「程度的用法」とよぶ)を取り上げ,その用法が,a)語彙のもつ閉鎖程度スケールの中間値であることを表す場合(スケール程度修飾用法),b)ある「全体」の半分が特定の状態であることを表す場合(量的程度修飾用法),c)当該の語が記述する意味内容に該当する程度が「半分」であることを表す場合(該当程度修飾用法)の3 種に分けることができることを,形容詞・形容動詞・名詞述語,状態変化動詞述語,それ以外の動詞述語にかかる「半分」について,それぞれの「程度的用法」を示すとともに,それぞれの述語における意味的偏りについて論じた.またb)および一部のa)の場合は分布が状態的構文に著しく偏っていることを示し,前者については付帯的もしくは背景的状況を表す用法が多いためであり,後者については「事象全体を捉える」という日本語の非状態形の特性と,上限閉鎖スケールをもつ状態変化動詞の特性の相互作用のためであることを論じた.}, pages = {1--17}, title = {【査読論文】量の副詞「半分」の「程度的用法」について}, year = {2017}, yomi = {コニシ, マサト} }