@article{oai:do-bunkyodai.repo.nii.ac.jp:00000693, author = {森谷, 一経 and Moriya, Kazutsune}, issue = {17}, journal = {北海道文教大学論集, Journal of Hokkaido Bunkyo University}, month = {Mar}, note = {経済のグローバル化がますます進み,「ヒト・モノ・カネ」の移動を妨げる障壁が低くなりつつある.低金利の国から資金を調達し,労働力コストの安い国を見つけ,そこで生産物をつくるというグローバル資本主義が猛威をふるっている.長年の交渉の末,ようやく10 月に大筋合意がなされたTPP(Trans-Pacific Partnership,環太平洋パートナーシップ協定)において,我々は経済のグローバル化の進展をまざまざと見せつけられることになった.我々一般消費者はそうした環境のなかで多くの利益を享受しつつも,失うものも少なくない.当該環境の下で生活をし,不当な不利益を被ることなく自律した生活を我々が送っていくためには,社会経済状況の冷静な観察力を身につけるとともに,自己の金銭管理について確かな判断をくだしていくことが重要である.本研究は現在各地で行われている金融教育を文献調査し,そして,これとあるべき理想の金融リテラシー到達度とを比較する.これにより後期中等教育下における金融リテラシーとキャリア・プランニングの関係性について考察するものである.森谷(2015)は若者に対する金融教育の必要性について,「金融教育と各個人の将来に対するキャリア・デザインとの関係を考察し,両者は不可分であり,その取り組みは学校単独ではなくして,社会を巻き込んで行うべき総合プロジェクトである」と述べたが,どのような活動,プログラムが効果的かについては,「カリキュラムの具体的な中身までは提言するに至っていない」と認識していた.本稿ではこうした指摘と限界点を念頭におきながら,グローバルな経済環境の下,社会に出ていく子ども達や学生らが,いかにして金融リテラシーを獲得していくかについても考察する.}, pages = {27--37}, title = {後期中等教育下の金融リテラシーとキャリア・プランニング}, year = {2016} }