@article{oai:do-bunkyodai.repo.nii.ac.jp:00000772, author = {小西, 正人 and Konishi, Masato}, issue = {19}, journal = {北海道文教大学論集, Journal of Hokkaido Bunkyo University}, month = {Feb}, note = {本稿は小野(2007)で提示された「彼は死ぬまでたばこを吸った」という文のふたつの解釈(「彼はたばこを吸ったのでそれが原因で死んだ」および「彼は死ぬまでたばこを吸い続けた」)について,マデ節という形式に焦点をあて,このふたつの解釈が時間タイプと程度タイプに分かれること,また程度タイプのなかでも非継続事象を表すものと継続事象を表すものに分かれることを指摘した.そして具体的には時間タイプのマデ節は「時間軸上の一点を指示し,その特定の点を到達範囲とするマデ節」であるのに対し,程度タイプのマデ節は「さまざまな種類の程度スケール上の一点を指示し,その特定の点を到達範囲とするマデ節」であること,また程度タイプのなかで非継続事象を表すものは程度スケールのみにマデ節が作用し修飾を行っているのに対し,継続事象を表すものは程度スケールと時間軸において構造保持束縛がなされている(したがって漸次的変化という意味が生じる)ということを主張した.また移動事象におけるマデおよび関連する構文を扱った先行研究をとりあげ,それぞれの構文との簡単な比較を行った.}, pages = {37--49}, title = {二種のマデ節について─時間タイプと程度タイプ─}, year = {2018}, yomi = {コミシ, マサト} }