@article{oai:do-bunkyodai.repo.nii.ac.jp:00000833, author = {小西, 正人 and Konishi, Masato}, issue = {21}, journal = {北海道文教大学論集, Journal of Hokkaido Bunkyo University}, month = {Mar}, note = {「これ,だいぶ真っ直ぐにしたけど,まだ少し曲がっている」という文では,状態変化動詞「曲がる」が用いられているにもかかわらず,実際に直前に起こった「状態変化」は「曲がる」とは反対方向のものである.本稿ではテイル形でこのような現象を示す場合について分析を行った.はじめにこのような現象を示す動詞をいくつかの類に分けて挙げ,「下限閉鎖・段階的スケールをもつ動詞(一部を除く,後述)」,「「通常の状態」が設定でき「異常な状態」への「変化」を表す動詞」,および「(奥田2015 でいうところの)状態動詞」がこのような現象を示すのに対し,いわゆる結果動詞のうち「段階的スケールをもたない動詞」,「下限開放スケールをもつ動詞」はあてはまらないこと,また「下限閉鎖・段階的スケール」をもつにもかかわらずこのような現象を示さない動詞については,それらの動詞が語彙的に「変化の方向性」をもつためであることを主張した.またいわゆる「単純状態」を表すテイル形について, 結果状態(の持続)を表すテイル形との違い,その意味の生じる機序,その意味をもつことのできる動詞という観点から金田一(1950)をはじめとする先行研究を検討し,本稿の扱う現象にあらわれるテイル形との比較を行った.}, pages = {29--46}, title = {状態変化の方向と「ている」}, year = {2020}, yomi = {コニシ, マサト} }