@article{oai:do-bunkyodai.repo.nii.ac.jp:00000836, author = {吉岡, 亜希子 and Yoshioka, Akiko}, issue = {21}, journal = {北海道文教大学論集, Journal of Hokkaido Bunkyo University}, month = {Mar}, note = {1990 年代以降,子育て支援の場が拡大している.保育者養成校においても地域の保護者への子育て支援活動が定着し位置づいている.また保護者支援が保育者の役割となり,養成校の子育て支援活動は,学生が学ぶ場としての意義も大きいといえる.一方,養成校,特に高等教育機関において行う子育て支援といわゆる自治体や地域住民による子育て支援の役割や在り方を整理する時期に来ているのではないかと考える.なぜならば,高等教育機関には,研究還元,社会貢献という使命がある からである.特に現代社会においては,親の孤立・孤独の問題,親として学ぶ機会の乏しさによる諸課題が深刻化しており,その解決に向けた新しい仕組みづくりが求められている.つまり時代の変容と共に子育て支援の在り方を問う必要があり,高等教育機関である養成校は,新しい子育て支援モデルを研究し,地域にその成果を還元していくことが役割なのではないか.本研究では,高等教育機関である大学で実施する子育て支援ボランティア活動~特別な支援を必要とする子どもと学生の交流プログラムから派生した保護者交流会を事例に,子育て支援の在り方を検討した.その結果,子育て支援を社会教育実践として位置づけて展開することで,学びを媒介にした親同士が支え合う子育ての環境醸成につながることがわかった.方法には3 つの要素が必要であった.①保護者による学習グループの組織化,②子どもの活動とは物理的に分けた学習空間の確保,③調整者もしくはファシリテーターの配置.また,学習内容を構想・展開する際,保護者を支援の対象といった客体としての位置づけではなく,学習主体であり,かつ他者へ働きかける教育主体でもあるという視点が重要であることがわかった.}, pages = {65--77}, title = {養成校における子育て支援~社会教育実践としての可能性─特別な支援を必要とする子どもとボランティア学生,親が紡ぎ合う学習活動から─}, year = {2020}, yomi = {ヨシオカ, アキコ} }